アメリカンコッカースパニエルの特徴はその長い被毛と頭の形、愛らしい顔にあります。
アメリカンコッカースパニエルはスポーティンググループの中では最小の小型犬ですが、
がっしりとした体格を持っており力強くて軽快な歩き姿が特徴的です。
その優雅な姿からは想像もつかないほど遊び好きで
その俊敏な動きは昔の狩猟犬時代の姿を思い起こさせるでしょう。
絹糸のような美しい被毛を持っていますが、
ストレートタイプとウェーブタイプがあるのでお好みによって選ぶことが可能です。
ただ、競技などに出す場合にはあまり被毛が長すぎると邪魔になってしまうので
いい具合にトリミングしてあげましょう。
アメリカンコッカースパニエルはイングリッシュコッカースパニエルに比べて
口が短く、頭蓋はドーム型になっています。
彫りが深いので外国人顔といった感じを受けます。
被毛の色もイングリッシュに比べると一色毛の場合には
単色でなければならず混ざり毛があると評価の対象から外れてしまうので、
飾り毛の淡い色には注意したいものです。
ショードッグとして出場する際には歩く姿が非常に重要な評価ポイントとなるので
それを美しくさせるためにも
日頃から被毛の手入れを怠らないようにしなければなりません。
しかし普通にペットとして飼うのであればあまり長い被毛だと邪魔になりますし、
耳の飾り毛がチャームポイントでもあるので
トリミングの際にペットカットをしてもらうようにすると良いでしょう。
アメリカンコッカースパニエルは非常に活発で、遊び好きな性格をしています。
これは狩猟犬だった時代の名残が残っているためでしょう。
本場アメリカにおいては「メリーコッカー」と呼ばれるほど陽気で人懐っこいので
初めて犬を飼う方にもお勧め出来ますし、
お年寄りや小さいお子様とも共存することが出来ます。
感受性が豊かでとにかく飼い主さんに忠実なので、
期待に応えようとして頑張ってくれる面を持っており、
飼い主さんにとっては非常に飼いやすい犬種だと言えるでしょう。
ごく稀に吠えグセのあるアメリカンコッカースパニエルもいるのですが、
基本的には静かなので田舎でも都会でもどちらにも順応してくれます。
好奇心旺盛なので思いっきり広い場所で走らせてあげるのも良いですし、
都会でリードをつけた散歩にもちゃんと付いてきてくれます。
呼びかけるといつも尻尾を振って近寄ってきてくれる様は
飼い主さんにとっては至福の一時になるでしょう。
ディズニー映画「わんわん物語」に登場したことで有名になりましたが、
あの映画通り陽気で楽しい性格になっています。
丈夫なので健康面においても
通常の管理をしていればあまり心配することはありませんが、
被毛が長いのが特徴なのでブラッシングなどの管理については
マメに行う必要があります。
アメリカンコッカースパニエルはディズニー映画にも登場し、
その愛らしいキャラクターから一躍有名になった犬種です。
スパニエル種はスペインの地犬を全て祖先としており、
イギリスにおいても狩猟犬として利用されていたので歴史は相当古いとされます。
それぞれの狩猟の特徴に合わせて品種改良がされ、コッカースパニエル種が誕生します。
コッカースパニエルは特にウッドコックの狩りに優れており、
主人の進む方向一帯に向かって機敏に行動します。
1620年にイギリスのメイフラワー号によって
アメリカに渡ったこの犬種は更に小型化され、
現在のアメリカンコッカースパニエルになりました。
攻撃性が少ないのでアメリカにおいては狩猟犬というよりは
愛玩犬としての地位を築き、人気を博しています。
1950年にはアメリカのウエストミンスター展において
連続してBISに選ばれたことからも当時は登録数第1位を記録しています。
イングリッシュコッカースパニエルとアメリカンコッカースパニエルは
似ているようで全く違った特徴を持っています。
被毛が長いとか口が短いなど多くの点で異なっているため、
同じスパニエル種でも独特の雰囲気を醸し出している犬種です。
そういった点においても今なおその人気が衰えることはなく、
多くの方の愛玩犬としてその地位を築いています。